駒形神社について

由緒

1111~1151年(天永2年~仁平元年)にかけて、駒形神社のあたり一帯は大水・干ばつにみまわれ、飢餓が続き、民は大変苦しみましたので、仁平元年(1151年)9月9日、郡司大浦朝臣廣足が駒形山の大台の地に、五穀豊穣の神を祭ったところ、翌年秋豊作となりました。

このことから、神の賜り物と考え、以後も末永く民が食に安んずる様、川崎村から安食村に改められたのは天正年間の頃と伝えられています。

天明6年(1786年)の「安食村御差出明細表」の中で辺引の本社の説明に「駒形明神之元の跡」とあることより、以前は辺引き(安食小近く)に鎮座していたとも考えられます。
本社はのちに川崎神社と改められています。

祭神

駒形神社には八坂神社と浅間神社を合祀しています。

主祭神

保食神(うけもちのかみ)
五穀豊穣・地域安全・家内安全

浅間様

木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
育児安全・安産子授かり・子孫繁栄

八坂様

素戔鳴尊(すさのおのみこと)
厄除け・無病息災

社殿・社格

社殿

本殿は文化3年(1806年)に再建。(本殿擬宝珠に刻銘)一間社流造り、 棟札には文化4年とある。 拝殿は昭和49年に再建。(本殿は栄町の文化財に指定されました。)

社格

江戸期(1718年)に正一位に定まり、明治維新以後は村社の社格をもつ社です。

アクセス

●JR安食駅より徒歩15分
●駐車場(2〜3台)あり